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マイナ保険証の医療機関や薬局での受付方法とは

マイナ保険証の医療機関や薬局での受付方法とは

公開日:2023.04.21

 マイナンバーカードを健康保険証として利用できるマイナ保険証の運用は一昨年10月からスタートし、今年4月から医療機関に義務づけられていますが、患者さんが病院や薬局の受付時にマイナ保険証の使い方に戸惑ったり、エラー発生で医療機関の窓口職員が対応に追われるケースもみられるようです。そこで、病院や薬局での受付の際のマイナ保険証の使い方についてまとめます。

マイナ受付に対応済み医療機関・薬局のリストは厚労省のウェブサイトで公開

マイナ保険証は、「マイナ受付」のステッカーやポスターが貼ってある医療機関・薬局で利用できます。マイナ受付に対応済みの全国の医療機関・薬局は4月9日現在、導入が義務づけられた施設の約68%で、そのリストは厚生労働省のウェブサイトで公開されています。(https://www.mhlw.go.jp/stf/index_16743.html

顔認証の場合はマスク、メガネ、着帽でもOK

マイナンバーカードの健康保険証利用に対応した病院や薬局に行ったら、まず、受付に置いてあるカードリーダーの機種に合わせてマイナンバーカードを縦向きや横向きで奥まで入れます。マイナンバーカードにカバーを付けている場合は外します。顔認証付きカードリーダーの場合は、顔認証またはマイナンバーカードの暗証番号(数字4桁)の入力によって本人確認を行いますので、どちらかを選択します。

顔認証の場合、「顔認証を行う」を選択し、カードリーダーのカメラの枠内に向かって顔を近づけます。すると、マイナンバーカードの顔写真データをICチップから読み取り、撮影した顔写真と照合します。顔認証の場合は、マスクをしていてもメガネをかけていても、帽子を被っていても認証可能です。顔認証がうまくいかない場合は、暗証番号でも本人確認が可能です。子供の場合は、顔認証もできますが、親や代理人による暗証番号入力でも子供の本人確認が可能です。また、窓口職員による目視確認でもOKです。

一方、「暗証番号を入力する」を選択する場合は、数字4桁を入れます。受付に汎用ICカードリーダーが設置されている場合も、4桁の暗証番号を入力することで本人確認を行います。暗証番号の入力が難しい場合は窓口の職員による目視で本人確認ができます。本人確認情報は他の目的には利用されません。

医療機関での診療情報や薬局での薬剤処方などの閲覧が可能

認証後、最後に薬剤情報の閲覧・健診情報の閲覧の同意確認をすると、受付が完了します。これまでの健康保険証のように、受付職員にマイナンバーカードを預ける必要はありません。そのため、他人に個人番号を知られることはありません。

マイナ保険証を活用することで、病院や薬局は患者の過去の処方・調剤データを閲覧できるようになり重複投薬や併用禁忌を回避する効果が期待されます。また、患者はマイナポータルから医療機関での診療情報や薬局での薬剤処方などの閲覧が可能となるので、自己管理に役立てることができます。

2024年秋に現在の健康保険証が廃止され、マイナンバーカードと一体化される方針が示されました。事実上、マイナンバーカードの取得が「義務化」される方向です。4月9日現在、マイナンバーカードの所持率は約77%、保険証と紐付けさせたマイナ保険証の所持率は約67%となっています。

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MEDIUS

アソースナビ編集部

メディアスグループは、医療機器の販売を中心とした事業を展開しています。医療に携わる私たち(Medical+us)は、医療現場や人々の健康的な明日へ役立つ情報をお届けする情報発信源(Media)の役割も果たしていきたいと考えています。

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